ありがとうを伝えるタイミングについて科学的に考えてみた。
先日、某遊園地でアルバイトをさせて頂く機会がありました。
私が担当したアトラクションは、親御さんと幼稚園~小学校低学年のペアで
楽しむ二人乗りのトロッコでした。
アトラクションが終わったら、どこの遊園地でも言われると思います。
「ありがとうございました。」と。
私も乗物から降りたお客さんにありがとうございました。と伝えていました。
ここで、1つ疑問が出ました。
「ありがとう」と返してくれるお客さんと、無言で出口に行く
お客さんがいらしたことです。
ふと、思いました。
「ありがとうございました。が伝わっているときと伝わっていないときが
あるのではないか??」
「返して頂けないときは、伝わっていないのではないか?」と。
ここで、実験です。
名付けて、「第一回ありがとうを伝える選手権。」
(ありがとうございました。と言うボリュームは声の高さは一定で行います。)
(立ち位置の都合上、お客様の後ろ斜めからアプローチです。)
(乗り物は、大人が降りてから子供が降ります。)
私は、ありがとうございました。を言う「タイミング」に着目しました。
①乗り物が止まったタイミング
②大人が降りるタイミング
➂子供が降りるタイミング
まずはこの3つです。
「①乗り物が止まったタイミング」は、お客さんはどのような状態でしょうか。
おそらく、皆さんも体験があると思います。
「あぁ、楽しかった!!!」と感じているときで、
こちらの声は、届いていないようでした。
この時は、ほとんど「返してもらえません」
「②大人が降りるタイミング」
意外とこのタイミングは、返して下さる方が少数ですが、いらっしゃいました。
さらに細かく、場合分けをすると
ⅰ立ち上がるタイミング・・・・・・・・ほぼ、「返してもらえず」
ⅱ片足を地面につけるタイミング・・・・「返してもらえる」
ⅲ両足を付けたタイミング・・・・・・・「返してもらえない」
と、なりました。
ⅰは、「さぁ、乗り物から降りるぞ。」というタイミングです。
おそらく、不安定なところから降りるため、完全に注意が降りることに向いています。
やはり、こういった状況では、「伝わらない」のでしょうか。
ⅱは、片足がついて、少し安心するタイミングなのでしょうか。
「ありがとう」と返してもらえることもあり、
「ありがとう」が伝わっていることが分かりました
ⅲは、返してもらえません。
おそらく、次にお子さんのことを考えているのではないでしょうか。
降りる際には、段差が高いため、保護者のサポートが必要です。
そのため、自分(保護者)が降りたあと子供のことを考えていて、
やはり、こういった状況でも「伝わらない」ことが分かりました。
最後は③子供が降りるタイミングです。
間違いなく、このタイミングが一番伝わるタイミングでした!
ここでも、少し場合分けです。
ⅰ子供が片足を付けるタイミング・・・ベストタイミング!!!
ⅱ子供が両足を付けるタイミング・・・少しだけ返してもらえる。
ⅰが間違いなく、多くのお客さんに
「ありがとう」返して頂けるタイミングでした!!
おそらく、子供が片足を付けて、安心した部分が大きいのではないでしょうか。
「ありがとう!」と返して頂けることが多く、
「よし、伝わったぞ。」と心の中でガッツポーズです。
ⅱでは、あまり返してもらえません。
おそらく、「次はあのアトラクションだあああ」という場面でしょうか。
もう、頭は次に切り替わっているようでしたね。
ということで、「第一回ありがとうを伝える選手権。」
一番は、「乗物から子供が片足、地面に付けたタイミング」でした!!
ぜひ、活用してみてくださいね。(笑)